2024.11.01/五千尺ホテル上高地/五千尺ホテル上高地 ホール
自然と調和するナチュラルワイン×発酵フレンチ 上高地で一夜限りのスペシャルディナー
次回開催は2025年9月27日(土) 五千尺ホテル上高地 ナチュラルワインとフレンチのスペシャルディナー。
去る2024年10月19日、ナチュラルワインと五千尺キュイジーヌのスペシャルディナーが開催されました。
満員御礼のディナーとなりました。
ナチュラルワインと小浜料理長の熟成のフレンチのペアリングをご紹介いたします。
ナチュラルワインのテーマ
今回のワインのテーマはフランスのジュラ地方とアルザス地方。
ジュラ地方はフランスとスイスの国境付近の山岳地帯。アルザス地方はドイツ・スイスと国境を接し、ヴォージュ山脈とライン川に囲まれた地域。
上高地のある日本アルプスをイメージしてこの地域のワインを選びました。
今回のワインは松本市中町にあるワインバーpegの菅沼氏によるセレクト。
当日もゲストとして迎え、コメントをしていただきました。
ナチュラルワインの歴史
自然派ワイン(ヴァン・ナチュール)は、1950年代にボジョレ地区のジュール・ショヴェが酸化防止剤を使わない醸造を始めたことに起源を持ちます。1960年代以降、化学肥料や農薬を使う栽培が広まる中、ピエール・オヴェルノワやマルセル・ラピエールらが自然派の手法を守り抜きました。自然派ワインは、合成農薬や添加物を避け、野生酵母による発酵や手摘みされた有機栽培のブドウを使うなど、人工的な介入を極力抑えることで、テロワールと果実味を表現するワイン造りを目指します。2020年には「ヴァン・メトード・ナチュール」としてフランスで公式認定が導入され、厳しい条件が付与されていますが、生産者の信念と経験が欠かせません。今回のワインもナチュラルワイン界では有名な人物や、ゆかりのある人物のワインをセレクトしています。
ナチュラルワイン×熟成フレンチ
小浜料理長の今シーズンのテーマは「熟成と発酵」。
自然で素朴な旨味を生かしたこれまでの小浜の料理に、さらに熟成と発酵による複雑味と旨味を乗せています。
旨味が溶け込んだような複雑な味わいのナチュラルワインとの相性は抜群。
上高地という山の中でありながら、魚介類をふんだんに使用するのも小浜らしさ。
今回も事前にテイスティングして、この日のためだけにナチュラルワインに合わせた特別な料理を考案しました。
ステファン・ティソ クレマン アンディ ジェンヌ × 発酵と熟成の5種のアミューズ
最初の乾杯にはフランス ジュラ地方のスパークリングワイン。ジュラ地方特産のヴァン・ド・パイユ(藁の上で葡萄を乾燥させて造る甘口ワイン)の澱を入れて発酵・熟成させたスパークリングワイン。他にはない香りと味わい。これに合わせたのは、5種類の小さなアミューズ・ブーシュ。
・アジのフロマージュテット
・タコのベーコン
・白子とイカ墨のキッシュ
・鱧のブランダードと自家製イクラのタルト
・ぼたん海老とフグの昆布締め
フランソワ・ルーセット・マルタン スーロッシュ プロフェッシュール × アワビのタルタルとキャビア
サヴァニャンというジュラ地方の葡萄を使った白ワイン。
合わせたのは、サブレ生地の上にアワビのタルタルとキャビアを乗せた料理。
ドメーヌ・ド・ラ・ボルド コート・デ・カイヨ × カワハギとブルーチーズ
若手のナチュールワイン生産者。品種はシャルドネ。アンフォラと樽を使って、複雑味を出したワイン。
合わせたのは、カワハギとブルーチーズの一皿。カワハギは熟成させ、肝とブルーチーズを合わせたクリームソースと和える。
長谷川農園のマッシュルームと合わせて、独特のワインの風味とマッチするように組み合わせた。
フィリップ・ボールナール シャルドネ ゴードレット × アマダイとほうずき
フィリップ・ボールナール本人はすでに引退しており、いまや手に入らない貴重なワイン。
合わせたのはアマダイとほうずきの一皿。蒸したアマダイに、ほうずきとトマト、甘鯛の出汁の効いたスープを注いだ。
ワインのピュアでみずみずしい味わいと、ほうずきの甘酸っぱいイメージがぴったり合うペアリングです。
ヴィニョブル・デュ・レヴール アン・ナスタン・シュル・テール × ビゴール豚 マグロ節のソース
アルザスワインの頂点に君臨するドメーヌ・マルセル・ダイスの現当主の長男であるマチュー・ダイスが始めたワイナリー。
ピノグリとゲヴェルツトラミネールをアンフォラでマセラシオンしたオレンジワイン。
それに合わせたのは、ビゴール豚にトリュフのパン粉をまとわせて焼き、マグロ節のソースを合わせた一皿。
マルセル・ダイス ベルケム × 紅玉のタルトタタン
アルザスのカリスマ的存在であるマルセルダイスの甘口ワイン。アルザスの伝統品種13種を使用してテロワール主義を表現した1本。
これに合わせたのは長野県産紅玉のタルトタタンと、フロマージュブランのソルベ、赤しそと梅のソースを合わせたデザート。
複雑で厚みのあるワインにぴったりな最後を飾るデザートとなりました。
2025年”Nature’s Harmony : Natural Wine meets GOSENJAKU”【ご予約はメルマガ先行予約と同時開始】
「ナチュラルワイン」をテーマにしたスペシャルディナー 来年の開催は2025年9月27日(土)です!
自然の美しさと調和する山岳リゾートにある五千尺ホテル上高地で2回目を迎えるスペシャルディナーです。現代のオルタナティブトレンドの頂点に立つナチュラルワインと、日本の美しい風土を反映した五千尺キュイジーヌの融合をお楽しみください。
ディナーでは「ナチュラルワインの最高峰」と呼ばれるものをソムリエが厳選いたします。料理は特別なナチュラルワインに合わせて、この日のためだけに考案する特別メニュー。五千尺キュイジーヌとのペアリングによって、新たなワインのメインストリームをご体感ください。
ご予約募集は2025シーズンの宿泊予約スタートと同時にスタートです。
ご予約募集は2025シーズンの宿泊予約スタート【2024年11月10日(日)午前10:00】より、同時に募集開始いたします。
一夜限りの開催。ご用意できるお席はわずかとなります。
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メルマガ会員様限定先行予約期間は2024年11月10日(日)~11月14日(木)の5日間!
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